知らない番号からの電話は怖くない
スマホを持ち始めると、知らない番号から電話がかかってくることがあります。「誰だろう?」「出たほうがいいのかな?」と不安になるかもしれませんが、落ち着いて対処すれば大丈夫です。
知らない番号からの電話には、大きく分けて 3 つのパターンがあります。
- 間違い電話 - 番号を押し間違えただけ
- 営業 / 勧誘の電話 - 何かを売りたい業者
- 詐欺の電話 - お金や個人情報を騙し取ろうとする犯罪者
もちろん、病院や学校、友達の新しい番号など、正当な電話の可能性もあります。大事なのは、慌てずに判断することです。
基本ルール: 出なくても大丈夫
知らない番号からの電話は、出なくても問題ありません。本当に大事な用件なら、相手は以下のどれかをします。
- 留守番電話にメッセージを残す
- もう一度かけ直してくる
- SMS (ショートメッセージ) で用件を伝える
何も残さずに 1 回だけ切れる電話には、営業電話や間違い電話のほか、折り返させることが目的のワン切りも混じります。放置して構いませんが、こちらから折り返すのは避けてください。
番号を検索してみよう
着信があった番号をそのままインターネットで検索すると、どこからの電話かわかることがあります。
- 着信履歴から番号をコピーする (番号を長押し)
- ブラウザーで検索する (例: 「0312345678」で検索)
- 検索結果に企業名や口コミが表示される
「迷惑電話」「詐欺」などの口コミが出てきたら、その番号には折り返さないでください。企業名が表示された場合は、その企業に心当たりがあるか考えてみましょう。当サイトのような逆引き検索サービスを使えば、口コミ情報をまとめて確認できます。非通知電話の対処法も参考になります。
番号の先頭でわかること
電話番号の先頭の数字を見るだけで、どんな種類の電話かある程度わかります。知っておくと、着信があったときの判断材料になります。
- 03、06 など: 固定電話の番号です。企業や店舗からの電話が多いです
- 090、080、070: 携帯電話の番号です。個人からの電話の可能性が高いです
- 050: IP 電話の番号です。企業のコールセンターや通話アプリなど、幅広く使われています
- 0120、0800: フリーダイヤルです。企業からの電話で、折り返しても通話料はかかりません
- 0570: ナビダイヤルです。折り返すと通話料は自分の負担になり、通話料定額プランの対象外です
番号の種類について詳しく知りたい場合は、発信者番号通知の仕組みを確認してみてください。
出てしまったときの対処法
知らない番号の電話に出てしまっても、慌てる必要はありません。以下のことに気をつけてください。
自分から名乗らない
「はい、○○です」と名前を言わず、「はい」とだけ答えましょう。相手が誰かわかるまで、自分の情報は出さないのが鉄則です。
個人情報を聞かれたら断る
名前、住所、学校名、家族の情報などを聞かれたら、「お答えできません」と断ってください。正当な用件でも本人確認を求められることはありますが、その場で答える必要はありません。いったん切って、公式サイトや請求書に載っている番号に自分からかけ直して確かめれば十分です。電話番号プライバシーを守るためにも、知らない相手に個人情報を伝えないことが大切です。
怪しいと思ったらすぐ切る
「お金を振り込んでください」「今すぐ手続きが必要です」など、怪しいことを言われたらすぐに電話を切りましょう。途中で切っても失礼ではありません。自分の安全が最優先です。
録音しておくと安心
もし怪しい電話に出てしまった場合、通話内容を録音しておくと後から証拠になります。通話録音が使えるかどうかは端末や OS のバージョンによって違うので、通話中の画面に録音のボタンがあるか、落ち着いているときに確かめておきましょう。録音があれば、保護者や警察に相談するときにも状況を正確に伝えられます。
折り返し電話をするときの注意
知らない番号に折り返す場合は、以下の点に注意してください。
- まず番号を検索して、どこからの電話か確認する
- 0570 (ナビダイヤル) で始まる番号は、折り返すと通話料が自分の負担になります (NTT ドコモビジネスのナビダイヤルの場合、携帯電話から 20 秒ごとに税込 11 円 / 2026 年 8 月時点)。通話料定額プランの対象外です
- + で始まる国際電話の番号には折り返さない。海外の高額な番号につながり、折り返した側に高い通話料が請求される手口が知られています
- 折り返しても相手が出ない場合は、それ以上かけ直さない
折り返す前に番号を検索するクセをつけておくと、電話詐欺の被害を防ぐことにつながります。口コミで迷惑電話とされている番号には折り返さないのが安全です。口コミは誰でも書き込めるので、企業名が出てきた場合も口コミだけで判断せず、その企業の公式サイトに載っている番号にかけ直して確かめましょう。迷惑電話の撃退法も合わせて確認しておきましょう。
スマホの設定で迷惑電話を減らす
知らない番号からの着信を減らすために、スマホの設定を見直しておきましょう。
- iPhone:「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信音が鳴らなくなります。着信は履歴に残り、留守番電話にも転送されるので、後から気づいて折り返せます
- Android: Google 電話アプリの設定で「迷惑電話のフィルタリング」をオンにすると、迷惑電話の可能性がある番号に警告が表示されます
これらの設定は後からいつでも変更できるので、まずは試してみてください。着信拒否の設定方法も覚えておくと、特定の迷惑番号をピンポイントでブロックできます。
よくある迷惑電話のパターンを知っておこう
迷惑電話にはいくつかの典型的なパターンがあります。事前に知っておくと、着信があったときに冷静に判断できます。
- ワン切り: 1 回だけ鳴ってすぐ切れる電話。折り返させることが目的の手口が知られています。1 回だけの着信すべてがワン切りとは限りませんが、心当たりのない番号に自分から折り返さないのが安全です
- 自動音声の電話: 「未払いの料金があります」「あなたの口座が凍結されます」など、録音された音声が流れる電話。支払いや操作を急がせる自動音声は詐欺の典型的な手口です。心当たりがあっても、その場では従わず電話を切り、公式の連絡先を自分で調べて確かめてください
- アンケートを装う電話: 「簡単なアンケートにご協力ください」と言って個人情報を聞き出す手口。名前や住所を答えないでください
保護者や信頼できる大人に相談しよう
判断に迷ったら、保護者や信頼できる大人に相談するのが一番です。「こんな電話がかかってきた」と伝えるだけで、適切なアドバイスがもらえます。
特に以下のような電話があった場合は、必ず大人に相談してください。
- お金の話が出た
- 「誰にも言わないで」と口止めされた
- 個人情報を聞かれた
- 怖い思いをした
一人で抱え込む必要はありません。#9110 は、事件や事故として 110 番するほどではない困りごとを相談するための警察の窓口です。緊急のときは 110 番にかけてください。
まとめ
知らない番号からの電話は、出なくても大丈夫。出てしまっても、名乗らない / 個人情報を言わない / 怪しければ切る、の 3 つを守れば安全です。迷ったら番号を検索するか、大人に相談しましょう。スマホの迷惑電話フィルター設定も活用して、安心してスマホを使いこなしてください。電話番号の個人情報保護の基本を身につけておくと、さらに安心です。