迷惑電話とは、受信者が望まない電話の総称です。しつこい営業電話、勧誘電話、無言電話、ワン切り詐欺、振り込め詐欺、ロボコールなど多様な種類があります。総務省の調査によると、固定電話利用者の約 6 割が迷惑電話を受けた経験があり、年間の被害相談件数は数十万件に上ります。
迷惑電話は法的にも規制されています。特定商取引法では、電話勧誘販売において事業者名と勧誘目的の明示を義務づけており、名乗らない営業電話はそれ自体が法令違反です。さらに、消費者が断った後の再勧誘は明確に禁止されており (再勧誘の禁止)、違反した事業者には業務停止命令などの行政処分が科されます。ストーカー規制法では、特定の相手への反復的な電話を「つきまとい等」として禁止しています。
迷惑電話の種類によって対処法は異なります。営業電話・勧誘電話には「必要ありません」と明確に断り、それでも続く場合は電話勧誘拒否制度を利用します。電話詐欺には一切応じず、警察 (#9110) に相談します。無言電話や電話ハラスメントには、通話録音で証拠を保全した上で警察に相談します。
技術的な対策は段階的に進めるのが効果的です。第一段階として、着信拒否設定で既知の迷惑番号をブロックします。第二段階として、迷惑電話フィルターアプリ (Whoscall、電話帳ナビなど) を導入し、データベースと照合して未知の迷惑番号を自動判定します。第三段階として、ナンバー・ディスプレイで非通知着信を拒否する設定を有効にします。それでも解決しない場合は、迷惑電話の通報方法を参考に消費生活センター (188) に相談しましょう。迷惑電話のブロック方法で具体的な設定手順を確認できます。