加入者番号とは、電話番号の末尾に位置し、個々の電話回線 (加入者) を一意に識別するための番号です。固定電話の場合、市外局番 + 市内局番 + 加入者番号の 3 要素で 1 つの電話番号が構成されます。たとえば 03-1234-5678 では、03 が市外局番、1234 が市内局番、5678 が加入者番号です。
加入者番号の桁数は固定ではなく、市外局番の桁数との組み合わせで決まります。日本の固定電話番号は「0 + 市外局番 + 市内局番 + 加入者番号 = 10 桁」という総桁数が一定のルールに従っています。市外局番が 2 桁の東京 (03) や大阪 (06) では市内局番 4 桁 + 加入者番号 4 桁、市外局番が 4 桁の地方都市 (0166 など) では市内局番 2 桁 + 加入者番号 4 桁となります。加入者番号自体は通常 4 桁で、同一の市内局番内で 0000〜9999 の最大 10,000 回線を収容できます。
携帯電話の場合は番号体系が異なり、090/080/070 の 3 桁の識別番号に続く 8 桁が加入者を識別する部分に相当します。携帯電話には市外局番・市内局番の概念がないため、厳密には「加入者番号」とは呼ばず、単に「番号」と呼ぶのが正確です。ただし、機能的には固定電話の加入者番号と同じ役割を果たしています。
番号割り当ては総務省の電気通信番号計画に基づいて行われ、通信事業者ごとに市内局番の範囲が指定されます。加入者番号は各事業者が管理し、新規契約時に空き番号から順次割り当てます。番号枯渇が進む都市部では、市内局番の追加割り当てや番号体系の見直しが課題になっています。電話番号の構造ガイドで番号体系の全体像を、電話番号の桁数の歴史で番号体系の変遷を確認できます。