市外局番とは、固定電話番号の先頭に付与される地域識別番号です。総務省の電気通信番号計画に基づき、全国の市区町村に対して体系的に割り当てられています。番号を見るだけで発信元の地域を推測できるため、電話番号検索や迷惑電話の判別にも役立ちます。
市外局番の桁数は 2〜5 桁で、人口規模の大きい都市ほど短い番号が割り当てられます。03 (東京 23 区) や 06 (大阪市) は 2 桁、045 (横浜市) や 011 (札幌市) は 3 桁、0166 (旭川市) は 4 桁です。桁数が短いほど市内局番と加入者番号に使える桁数が増え、より多くの電話番号を収容できる仕組みです。
混同しやすい概念としてプレフィックスがありますが、市外局番は固定電話の地域識別に限定される用語です。携帯電話の 090/080/070 や IP 電話の 050 は市外局番ではなく、電気通信番号として別体系で管理されています。市外局番の調べ方を知っておくと、知らない番号からの着信時に地域を素早く特定できます。
実務上の注意点として、市外局番だけで通話料金の区分を判断しないことが挙げられます。通話料金は契約している事業者の料金表で決まるため、番号の見た目ではなく契約内容で確認します。番号そのものの読み方は電話番号の構造で整理しています。NTT の PSTN から IP 網への移行 (2024 年 1 月から段階的に進み、2025 年 1 月までに完了) の後も市外局番の体系は維持されており、利用者にとって番号の使い方は変わりません。ただし、市外局番と地域の対応は電気通信番号計画の改定で変更されることがあるため、市外局番マップで番号と地域の対応を確認できます。
同一市外局番のエリア内から固定電話で発信する場合は、市外局番を省略して市内局番からダイヤルできます (携帯電話からは常に市外局番を含む全桁の入力が必要です)。また、03 (東京 23 区) や 06 (大阪市) で始まる番号は企業の所在地を示す指標として扱われることがあり、地域に紐づかない 050 番号とは信頼感の面で受け止められ方が異なる点もビジネスでは意識されています。