有料番号とは、通話料が通常の電話よりも高額に設定された電話番号です。英語では Premium Rate Number と呼ばれ、情報提供サービスやエンターテインメントサービスの対価を通話料に上乗せして回収する仕組みです。日本ではかつて 0990 (ダイヤル Q2) が代表的でしたが、アダルトコンテンツや占いサービスへの高額課金が社会問題化し、2014 年にサービスが終了しました。
現在の日本で実質的に有料番号として機能しているのが 0570 (ナビダイヤル) です。ナビダイヤル自体は「全国統一番号サービス」として設計されたものですが、携帯電話のかけ放題プランの対象外であるため、発信者にとっては割高な番号です。通話料は固定電話から 3 分 8.5 円、携帯電話から 20 秒 10 円程度で、長時間の問い合わせでは数百円に達します。企業のカスタマーサポートに 0570 番号が使われるケースが多く、「問い合わせるだけで通話料がかかる」として消費者から批判を受けることもあります。
着信課金番号 (0120/0800) との違いを明確にしておくことが重要です。着信課金番号は企業が通話料を負担するため発信者は無料ですが、有料番号は発信者が通話料を負担します。「0120 = 無料」「0570 = 有料」「0800 = 無料」という区別は、消費者として知っておくべき基本知識です。企業に問い合わせる際は、0570 番号しか公開されていない場合でも、Web サイトに 03 や 06 で始まる直通番号が記載されていることがあり、そちらにかければかけ放題プランの対象になります。
国際電話詐欺では、折り返すと高額な通話料が発生する海外の有料番号に誘導する手口があります。ワン切り詐欺で着信履歴に残された見知らぬ国際番号には絶対に折り返さないことが鉄則です。フリーダイヤルとナビダイヤルの違いで料金体系の詳細を、ワン切り詐欺の危険性で詐欺の手口を確認できます。