着信課金番号とは、通話料金を発信者ではなく着信側 (企業など) が負担する電話番号の総称です。日本では フリーダイヤル (0120) とフリーアクセス (0800) が代表的で、英語圏では Toll-Free Number と呼ばれます。顧客が通話料を気にせず問い合わせできるため、カスタマーサポートや注文受付の窓口として広く利用されています。
0120 と 0800 の違いは、主に提供事業者と番号の桁数です。0120 は NTT コミュニケーションズが提供するフリーダイヤルのブランドで、0120-XXX-XXX の 10 桁です。0800 は KDDI やソフトバンクなど複数の事業者が提供するフリーアクセスで、0800-XXX-XXXX の 11 桁です。0120 番号は歴史が長く認知度が高いため、消費者向けサービスでは 0120 が好まれる傾向があります。一方、0120 番号は枯渇が進んでおり、新規取得が難しくなっているため、0800 番号の利用が増加しています。
混同されやすいのが ナビダイヤル (0570) です。ナビダイヤルは着信課金番号ではなく、通話料は発信者が負担します。しかも携帯電話の無料通話分やかけ放題プランの対象外であるため、発信者にとっては割高になるケースが多い番号です。「0120 = 無料」「0570 = 有料」という区別は、消費者として知っておくべき基本知識です。
企業が着信課金番号を導入する際のコスト構造は、月額基本料 (数千円〜数万円) + 通話料 (3 分あたり 8〜10 円程度) です。問い合わせ件数が多い企業では通話料が月額数十万円に達することもありますが、顧客満足度の向上と問い合わせ件数の増加による売上貢献を考慮すると、投資対効果は高いとされています。語呂合わせ番号と組み合わせれば、覚えやすさと無料通話の相乗効果で広告の反応率をさらに高められます。フリーダイヤルのビジネス活用で導入効果を、フリーダイヤルとナビダイヤルの比較で料金体系の違いを確認できます。