テレホンカード (テレカ) は、公衆電話で使えるプリペイド式の磁気カードです。NTT が 1982 年に発売を開始し、50 度数 (500 円) と 105 度数 (1,050 円) の 2 種類があります。1 度数で市内通話約 57 秒間通話でき、通話ごとに残り度数が減っていきます。
1980〜90 年代、テレホンカードは日本の文化現象でした。アイドルやアニメキャラクターのデザインカードがコレクターズアイテムとして人気を集め、限定デザインのカードはプレミア価格で取引されました。企業の販促品や記念品としても広く使われ、年間の発行枚数は 1990 年代前半にピークの約 4 億枚に達しました。
携帯電話の普及に伴い、テレホンカードの需要は激減しました。現在でも NTT の窓口やコンビニで購入可能ですが、コンビニでの取り扱いは縮小傾向にあります。未使用のテレホンカードは NTT の電話料金の支払いに充当できるほか、金券ショップで額面の 70〜90% 程度で買い取ってもらえます。
災害時には、公衆電話が硬貨なしでも緊急通話 (110・119) が可能ですが、それ以外の番号にかける場合はテレホンカードか硬貨が必要です。防災グッズの一つとしてテレホンカードを 1 枚持っておくことが推奨されています。災害時の公衆電話活用法も参考にしてください。