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パケット通信

ぱけっとつうしん

パケット通信とは、送信するデータを「パケット」と呼ばれる小さな単位に分割し、ネットワーク上で個別に送受信する通信方式です。各パケットには宛先情報が付加されており、異なる経路を通っても最終的に受信側で正しい順序に再構成されます。インターネットのすべての通信はパケット通信で行われています。

回線交換方式は通話のあいだ 1 本の経路を占有しますが、パケット通信は同じ回線を複数の利用者で分け合います。沈黙している区間ではパケットが流れないため、帯域を空けたまま押さえておく必要がありません。固定電話網も 2024 年 1 月から段階的に IP 網へ切り替えられ、2025 年 1 月までに移行が完了しました。VoIP やビデオ通話といった IP ベースのサービスは、この効率の良さの上に成り立っています。

携帯電話の料金プランで「データ通信量 ◯GB」と表記されるのは、パケット通信で運ばれたデータの量です。かつては通信量に応じてパケット単位で課金され、使った分だけ料金が膨らむ不安から「パケット定額」という言葉が生まれました。料金プランの主流が定額と月間データ量の枠に移ったため、利用者が意識する単位もパケットからギガバイトへ置き換わっています。

パケット通信の弱点は、ネットワークが混雑するとパケットの到着が遅れたり、順序が入れ替わったりする点です。音声通話ではこれが「声の途切れ」として現れます。プロトコルレベルでの遅延補正やジッターバッファの技術によって、2026 年時点の VoIP 通話は日常の用途で気にならない品質に届いています。それでも回線が細い場所や混雑時に品質が落ちる性質は残っており、通話が不安定なときは電波状況や同時に動いている通信を疑うのが先です。VoIP の基礎知識も参考にしてください。

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