時報は、「117」に電話すると正確な時刻を音声で知らせてくれる NTT のサービスです。「午前 10 時 30 分 20 秒をお知らせします。ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」という形式で、10 秒ごとに時刻がアナウンスされます。時刻の精度は日本標準時 (JST) に準拠しており、情報通信研究機構 (NICT) のセシウム原子時計に同期しています。
時報サービスは 1955 年に開始され、70 年以上の歴史があります。かつては時計の時刻合わせに広く利用され、年末年始やテレビ番組の開始前に 117 番に電話する人が多くいました。利用料金は 1 回あたり 11 円 (税込) で、携帯電話からも利用可能です。
スマートフォンの普及により、時報の利用は大幅に減少しました。スマートフォンは NTP (Network Time Protocol) でインターネット経由で自動的に時刻を同期するため、手動で時刻を合わせる必要がありません。それでも、インターネットに接続できない環境や、アナログ時計の時刻合わせには 117 番が今でも有用です。
117 番以外にも、177 番 (天気予報)、104 番 (番号案内)、113 番 (故障受付) などの 3 桁番号サービスがあります。これらはスマートフォンのアプリで代替できるものが多いですが、電話網の基本サービスとして維持されています。消えた電話番号の歴史で廃止されたサービス番号を振り返ることができます。