逆引き検索 (Reverse Lookup) とは、電話番号を入力して、その番号の所有者や事業者の情報を特定する検索方法です。通常の電話帳が名前から番号を調べる「正引き」であるのに対し、番号から名前を調べるため「逆引き」と呼ばれます。不在着信の発信元確認や迷惑電話の発信者特定に欠かせない手段です。
逆引き検索の情報源は大きく 3 つに分かれます。第一に、NTT が保有する固定電話の加入者データベース。電話帳掲載を許可している加入者の情報が登録されており、市外局番と市内局番から地域と事業者を特定できます。第二に、総務省の電気通信番号指定状況。番号帯ごとにどの通信事業者に割り当てられているかが公開されており、番号の種別 (固定・携帯・IP 電話) を判別できます。第三に、ユーザーの口コミを集約した Web サービスやアプリ。電話番号検索サイトがこれに該当し、「営業電話」「詐欺の疑い」といった報告が蓄積されています。
逆引き検索には技術的な限界があります。携帯電話番号は電話帳に掲載されないため、NTT のデータベースでは所有者を特定できません。IP 電話の 050 番号も同様です。また、発信者番号偽装が行われている場合、表示された番号を逆引きしても実際の発信者にはたどり着けません。こうした限界を補うのが口コミ型サービスですが、情報の正確性は投稿者に依存するため、複数のソースで裏取りする姿勢が重要です。
NTT の 104 番号案内は名前から番号を調べる正引きサービスであり、逆引きには対応していない点に注意が必要です。逆引きを行うには、Web サービスやスマートフォンアプリを利用するのが現実的です。電話番号データベースの活用法でサービスの使い分けを、市外局番の調べ方で番号帯から地域を特定する方法を確認できます。