ワンセグは、地上デジタルテレビ放送の電波帯域のうち、1 セグメント (13 セグメント中の 1 つ) を使って携帯端末向けに配信されるテレビ放送サービスです。2006 年 4 月に開始され、ガラケーやカーナビでテレビ番組をリアルタイムに視聴できるようになりました。
ワンセグの画質は QVGA (320×240 ピクセル) で、フルセグ (家庭用テレビ向け) と比べると低画質ですが、移動中でも安定して受信できるよう設計されています。受信料は無料で、NHK の受信契約の対象にもなっています (2019 年の最高裁判決でワンセグ付き携帯電話も受信契約の対象と判断)。
ワンセグは日本のガラケー文化を象徴する機能の一つでした。通勤電車の中でワンセグを見る光景は 2000 年代後半の日常風景でした。しかし、スマートフォンの普及に伴い、YouTube や Netflix などの動画配信サービスが主流となり、ワンセグの利用は急速に減少しました。
現在販売されているスマートフォンのほとんどはワンセグに対応していません。ただし、災害時にインターネットが使えない状況でも、ワンセグは電波さえ届けばテレビ放送を受信できるため、防災用途での価値は残っています。電話機の進化の歴史でガラケー時代の多機能化を振り返ることができます。