通信障害とは、通信事業者の設備故障、ソフトウェア不具合、過負荷、自然災害などにより、電話やデータ通信が正常に利用できなくなる事象です。携帯電話が生活インフラとなった現代では、大規模な通信障害は社会全体に深刻な影響を及ぼします。
近年の大規模通信障害として、2022 年 7 月の KDDI (au) 障害が記録的でした。約 86 時間にわたり最大約 3,091 万回線に影響が及び、音声通話・データ通信の両方が利用困難になりました。緊急通報 (110・119) にも影響が出たことで、通信障害が命に関わる問題であることが改めて認識されました。
通信障害が発生した場合の対処法として、別のキャリアの回線を使う (デュアル SIM 端末や別キャリアの端末を持つ)、Wi-Fi 経由でインターネット通話 (LINE 通話など) を利用する、公衆電話を利用する (固定電話網は携帯電話網と独立しているため影響を受けにくい) などがあります。
総務省は大規模通信障害を受けて、通信事業者に対する設備の冗長化義務の強化、障害発生時の利用者への迅速な情報提供の義務化、緊急通報の確保策 (他キャリアへのローミング) の検討を進めています。災害時の電話ガイドで通信障害時の代替手段を確認できます。