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テレホンカード

てれほんかーど

テレホンカード (テレカ) は、公衆電話で使えるプリペイド式の磁気カードです。NTT が 1982 年に発売を開始し、一般に流通しているのは 50 度数と 105 度数の 2 種類で、額面はそれぞれ 500 円・1,000 円です (NTT 東日本・2026 年時点)。1 度数は 10 円ぶんで、区域内通話なら全国一律 56 秒かけられます。105 度数のカードは 1,050 円ぶんの度数を 1,000 円で買える計算になり、まとめ買いのほうが割安でした。通話ごとに残り度数が減っていきます。

1980〜90 年代、テレホンカードは日本の文化現象でした。アイドルやアニメキャラクターのデザインカードがコレクターズアイテムとして人気を集め、限定デザインのカードはプレミア価格で取引されました。企業の販促品や記念品としても広く使われ、販売枚数のピークは 1995 年度で、東西計で年間約 4 億 353 万枚に達しました (販売金額のピークは 1994 年度の約 2,793 億円です)。

携帯電話の普及に伴い、テレホンカードの需要は激減しました。それでも 2026 年時点で、NTT 東日本・西日本がデザインする一般カード (レディメイドカード) の販売は続いています。未使用のカードは電話料金の支払いに充当できますが、店頭でその場で精算してもらえるわけではなく、申込書と宛名ラベルを印刷して郵送する申込制です。NTT 東日本の場合、対象は額面 500 円・1,000 円の未使用カードと、同社の加入電話・ISDN・ひかり電話などの回線で、磁気カード 1 枚につき 55 円 (税込) の手数料がかかります (NTT 東日本・2026 年時点)。NTT 西日本の回線に充当したいときは、同社の案内を確認してください。3,000 円・5,000 円の高額カードは、テレホンカード交換センタで 500 円・1,000 円のカードに交換してからでないと充当できません。金券ショップでは額面の 7〜9 割程度を目安に買い取ってもらえます (価格はデザインや状態によって変動します)。

災害時には公衆電話が頼りになりますが、テレホンカードだけを備えるのは危険です。110・118・119 への緊急通話は硬貨もカードも不要でかけられる一方、停電すると磁気テレホンカードは使えず、10 円硬貨での通話だけになります (NTT 東日本・2026 年時点)。災害の発生に伴って無料化が実施されたときは、緊急通報ボタン (赤いボタン) がない機種は受話器を上げてそのままダイヤルでき、赤いボタンがある機種は硬貨かカードを投入してからダイヤルします (通話終了後にそのまま戻ってきます)。備えるなら、テレホンカード 1 枚と 10 円硬貨を何枚か一緒にしておくのが確実です。災害時の公衆電話活用法も参考にしてください。

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