フィルタリングとは、有害なコンテンツや不要な通信を自動的に遮断する仕組みの総称です。電話の分野では迷惑電話フィルター、インターネットの分野ではウェブフィルタリング (有害サイトブロック) を指します。
ウェブフィルタリングは、未成年者のスマートフォン利用において特に重要です。「青少年インターネット環境整備法」により、18 歳未満の利用者が携帯電話を契約する際、キャリアはフィルタリングサービスの設定を義務付けられています。保護者が不要と申し出ない限り、自動的に有効化されます。
フィルタリングの方式には「ブラックリスト方式」と「ホワイトリスト方式」があります。ブラックリスト方式は、有害と判定されたサイトのリストに基づいてアクセスを遮断します。ホワイトリスト方式は、安全と認定されたサイトのみアクセスを許可し、それ以外をすべて遮断します。ホワイトリスト方式のほうが安全性は高いですが、利用できるサイトが大幅に制限されます。
電話のフィルタリングでは、迷惑電話のデータベースと着信番号を照合し、迷惑電話の可能性がある場合に警告を表示したり、自動的にブロックしたりします。キャリアが提供する「迷惑電話ストップサービス」や、サードパーティの迷惑電話ブロックアプリがこの仕組みを利用しています。
フィルタリングは万能ではありません。新しく作られた有害サイトや、データベースに未登録の迷惑電話番号はすり抜ける可能性があります。技術的な対策と、利用者自身のリテラシー向上を組み合わせることが重要です。