スパムとは、受信者の同意を得ずに大量に送りつけられる迷惑な通信の総称です。もともとはメールの迷惑メッセージを指す用語でしたが、現在は迷惑電話 (スパムコール)、迷惑 SMS、迷惑 FAX なども含む広い概念として使われています。語源はモンティ・パイソンのコントで、食堂のメニューすべてに SPAM (缶詰肉) が入っているというネタに由来します。
電話のスパム (スパムコール) は、オートダイヤラーを使って大量の電話番号に自動発信する手法が主流です。1 日に数万件の発信が可能で、応答した相手に録音メッセージを再生したり、オペレーターに接続したりします。日本では電話勧誘、投資詐欺の勧誘、架空請求などがスパムコールの主な内容です。
SMS のスパム (スミッシング) も深刻な問題です。宅配便の不在通知や銀行の緊急連絡を装った偽メッセージが大量に送信され、偽サイトに誘導して個人情報を盗み取ります。SMS は開封率が約 98% と高いため、攻撃者にとって効率の良い手段です。
スパム対策として、キャリアが提供する迷惑電話・SMS フィルタリングサービス、迷惑電話フィルタリングアプリの導入、知らない番号には出ない習慣づけが有効です。総務省は「特定電子メール法」で営利目的の無差別メール送信を規制しており、違反者には最大 3,000 万円の罰金が科されます。迷惑電話のブロック方法も参考にしてください。