名簿屋とは、個人の氏名・住所・電話番号・年齢・職業などの情報を収集し、リスト (名簿) として販売する業者です。合法的な名簿業者はダイレクトメールやマーケティング目的で企業にリストを提供しますが、違法な名簿屋はダークウェブや闇ルートで入手した流出データを特殊詐欺グループに販売しています。
名簿の入手経路は多岐にわたります。企業の情報漏洩事故で流出したデータベース、廃棄された書類やハードディスクからの復元、アンケートや懸賞応募で収集した情報、同窓会名簿や会員名簿の転売、SNS のプロフィールからのスクレイピングなどです。特に高齢者の名簿は「高額リスト」として高値で取引されます。
2017 年の個人情報保護法改正で、名簿屋に対する規制が強化されました。個人データを第三者に提供する場合は、提供元の記録義務と提供先の確認義務が課されています。しかし、違法な名簿屋はこうした規制を無視して活動しており、取り締まりが追いついていないのが現状です。
自分の情報が名簿に載るリスクを減らすには、不要なサービスへの個人情報登録を避ける、懸賞やアンケートに安易に応募しない、SNS に電話番号を公開しない、不審な電話には個人情報を一切伝えないことが重要です。知らない人が電話番号を知っている理由で流出経路を詳しく解説しています。