特殊番号とは、特定のサービスに割り当てられた短い電話番号です。3 桁の番号と # に続く 4 桁の番号が中心で、緊急通報番号 (110/119/118) のほか、日常生活で役立つさまざまな情報サービスや相談窓口に接続できます。「特番」と略して呼ばれることもあり、総務省の電気通信番号計画で管理されています。
特殊番号は用途別に体系化されています。緊急通報系は 110 (警察)、119 (消防・救急)、118 (海上保安庁)。情報サービス系は 117 (時報)。災害関連は 171 (災害用伝言ダイヤル)。通信サービス系は NTT の 113 (電話の故障受付)、115 (電報の申し込み)、116 (電話の新設・移転などの相談)。# で始まる相談ダイヤルの #9110 (警察相談)、#7119 (救急安心センター事業)、#8000 (小児救急電話相談) に加え、188 (消費者ホットライン) があります。情報サービス系からは 2 つの番号が姿を消しました。177 (天気予報) は 2025 年 3 月 31 日に、長く情報サービスの代表だった 104 (番号案内) は 2026 年 3 月 31 日に終了しています。天気予報を聞く役目はウェブサイトや天気アプリに、事業所の電話番号を調べる役目はウェブの「iタウンページ」に移りました。
料金体系は番号によって異なるため注意が必要です。緊急通報 (110/119/118) は無料ですが、それ以外は通話料や案内料がかかるものが多く、かけ始める前に番号ごとの扱いを確かめておくと安心です。2025 年 3 月末に終了した 177 (天気予報) も通話料がかかるサービスでしたし、2026 年 3 月末に終了した 104 (番号案内) は 1 件ごとに案内料が必要でした。インターネットの電話番号検索サービスや天気アプリで似た情報を調べられる場面もあり、こちらは通話料や案内料がかかりません。ただし、災害時にインターネットが不通になった場合は、電話回線経由の特殊番号が唯一の情報源になることもあります。
# で始まる相談ダイヤルは、緊急通報と使い分けることが重要です。「救急車を呼ぶべきか迷う」場合は 119 ではなく #7119 に、「犯罪被害ではないが不安がある」場合は 110 ではなく #9110 に電話します。こうした使い分けは、緊急通報の回線を本当に急を要する通報のために空けておくことにつながります。電話番号の構造ガイドで番号体系を体系的に学べます。