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ひかり電話

ひかりでんわ

ひかり電話とは、NTT 東日本・西日本が提供する光回線 (フレッツ光) を利用した IP 電話サービスです。VoIP 技術を基盤としながら、従来のアナログ電話と同じ感覚で使えるのが特徴です。光回線の普及に合わせて利用が広がり、加入電話 (アナログ回線) からの乗り換え先として使われています。

050 番号の IP 電話との最大の違いは 3 点あります。第一に、多くの場合は既存の固定電話番号 (市外局番付き) をそのまま引き継げること。番号が変わらなければ、名刺や Web サイトを直す手間もかかりません。ただし NTT 東日本は「電話番号をそのままご利用いただけない場合があります」とも案内しており (2026 年 8 月時点)、番号を維持できるかは申し込み前に確認するのが実務の第一歩です。第二に、緊急通報 (110/119) に対応していること。050 番号の IP 電話は緊急通報ができないため、これは大きな差別化ポイントです。第三に、通話品質がアナログ電話と遜色ないこと。NTT の閉域 IP 網内で音声を伝送するため、インターネットの混雑の影響を受けにくい設計になっています。

料金は月額の基本料と通話料に分かれます。NTT 東日本のひかり電話は、基本プランが月額 550 円 (税込)、別プランの「ひかり電話A (エース)」が月額 1,650 円 (税込) です (いずれも 2026 年 8 月時点。NTT 西日本の料金は別に確認が必要です)。同じ時点の NTT 加入電話の回線使用料は住宅用プッシュ回線で月額 1,980〜2,090 円 (税込・級局区分により異なる) なので、基本料だけを比べればひかり電話のほうが軽く収まります。ただし、ひかり電話の利用にはフレッツ光または光コラボレーション事業者の光回線の契約が前提となるため、インターネット利用料と合わせた総額で比較する必要があります。すでに光回線を使っている世帯であれば、上乗せになるのは電話側の基本料と通話料だけです。通話料は契約プランと発信先で決まり、これらとは別にユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料も加算されるため、契約前に公式の料金表で内訳を確認しておくと見積もりを外しません。

注意点として、停電時は通話できなくなります。アナログ回線は電話局から供給される微弱な電力で動作するため停電時も使えましたが、ひかり電話は光回線終端装置 (ONU) とルーターに電力が必要です。UPS (無停電電源装置) を設置するか、携帯電話をバックアップ手段として確保しておくことが重要です。ひかり電話移行ガイドで移行手順を、VoIP の基礎と利点で技術的な背景を確認できます。

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