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通信速度

つうしんそくど

通信速度とは、ネットワーク上でデータを送受信する速さを表す指標で、bps (bits per second / ビット毎秒) の単位で測定されます。1Mbps は 1 秒間に約 100 万ビット、1Gbps は約 10 億ビットのデータを転送できることを意味します。「下り速度」(ダウンロード) と「上り速度」(アップロード) があり、一般的に下り速度の方が高速です。

通信速度は電話サービスの品質に直結します。目安としては VoIP 通話で 100kbps 前後、ビデオ通話で 1.5Mbps 以上を見ておくと安定します。ただし通話の品質を決めるのは速度の大きさだけではありません。音声はデータ量そのものが小さいため、速度は足りているのに声が途切れる、相手と話が重なる、といった症状が出ることがあります。原因になりやすいのは、パケットが届くまでの時間 (遅延)、到着間隔のばらつき (ジッタ)、途中で失われるパケットの割合 (パケットロス) の 3 つです。契約を「もっと速いプラン」に変えても改善しない不調は、たいていこちら側の問題です。

見落としやすいのが上り速度です。家庭向けの回線や無線は上りが下りより細いことが多く、「相手の声はきれいに聞こえるのに、自分の声や映像だけが乱れていると言われる」という症状は上りの不足で起こります。5G のように理論上の最大速度が 20Gbps とされる規格もありますが、これは理想的な条件での上限値です。カタログの「最大◯Gbps」はベストエフォート (最善努力) の表示で、その速度が出ることを保証したものではなく、実際の速度は場所・時間帯・端末・基地局の混雑で大きく変わります。

MVNO (格安 SIM) では、昼 12 時台や夕方 18 時台の混雑時間帯に通信速度が低下しやすい傾向があります。これは大手キャリアから借りている回線の帯域に限りがあるためです。通話品質を重視する場合は、混雑時でも速度が安定している大手キャリアや、通話専用の回線を持つサービスを選ぶのが安心です。

通信速度を測定するには、Speedtest (Ookla) や Fast.com (Netflix) などの無料サービスが利用できます。測定結果は時間帯や場所によって大きく変動するため、複数回・複数時間帯で測定することをお勧めします。通話の不調を調べるときは、下り速度の数字だけでなく、あわせて表示される遅延 (ping) の値と、有線接続と Wi-Fi の両方で測った結果を見比べると、回線側と自宅側のどちらに原因があるか切り分けやすくなります。VoIP の基礎知識で通信速度と通話品質の関係を詳しく解説しています。

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