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転送電話

てんそうでんわ

転送電話とは、かかってきた電話を別の電話番号に自動的に転送するサービスです。NTT 東日本・西日本のボイスワープが代表的で、携帯電話でも NTT ドコモの転送でんわサービスのように各社が同種の機能を用意しています。外出先でもオフィスや自宅にかかってきた電話を受けられるため、不在時の取り逃がしを防ぐ用途で使われます。

転送には主に 3 つのモードがあります。無条件転送はすべての着信を即座に転送先に回します。無応答時転送は一定回数 (通常 5〜6 コール) 鳴らしても応答がない場合に転送します。話中時転送は通話中の着信を転送先に回します。これらを組み合わせることで、状況に応じた柔軟な着信対応が可能です。

転送モード転送が始まるきっかけ向いている使い方
無条件転送着信した時点で即座に転送先へ回す (自分の電話機は鳴らさない)外出中でオフィスや自宅の電話を受けられないとき、すべての着信を携帯電話で受ける
無応答時転送一定回数 (通常 5〜6 コール) 鳴らしても応答がないとき席にいるときは自分で取り、不在のときだけ転送先に回したい
話中時転送すでに通話中で、そこへ別の着信があったとき別の通話中にかかってきた電話を取りこぼさず、機会損失を防ぐ

料金面で注意すべき点があります。転送元から転送先への通話料は転送元の契約者が負担します。たとえば東京のオフィス (03) から大阪の携帯電話に転送する場合、発信者が払うのは 03 の番号にかけた分の通話料だけで、転送があっても増えません。増えるのは転送元の契約者側で、ここに東京-大阪間の通話料が発生します。転送先を携帯電話にすると固定電話宛てより通話料が高くなるため、月額コストを事前に試算しておくことが重要です。

通話料は誰が払うのか - 東京のオフィス (03) から大阪の携帯電話へ転送する例
発信者東京のオフィスの番号 (03) にかける
この区間は発信者の負担 - 03 の番号にかけた分の通話料だけ
転送元東京のオフィスの電話 (03) が着信を受け、設定に従って転送する
この区間は転送元の契約者の負担 - 東京〜大阪間の通話料
転送先大阪の携帯電話で通話する
発信者の負担は転送があっても変わらず、03 の番号にかけた分の通話料だけです。増えるのは転送元の契約者側です。転送先を携帯電話にすると固定電話宛てより通話料が高くなるため、月額コストを事前に試算しておくことが大切です。

2020 年代には クラウド PBX を利用して、従来の転送電話より柔軟な着信ルーティングを実現する企業も増えました。時間帯や曜日ごとに転送先を自動切替したり、複数の端末を同時に鳴らしたりする設定が可能です。個人利用では、携帯電話の転送設定を活用して、仕事中は留守番電話に転送し、退勤後は自宅の固定電話に転送するといった使い分けもできます。転送先の電話番号に通話料が発生する点には注意が必要です。特に携帯電話への転送は通話料が高くなるため、転送先を固定電話や IP 電話にすることでコストを抑えられます。ビジネス用電話番号の選び方ガイドで転送電話の活用法を確認できます。

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