ISDN (Integrated Services Digital Network) とは、デジタル方式で音声とデータを統合的に扱う電話回線サービスです。日本では NTT の INS ネット 64 (2 チャネル) や INS ネット 1500 (23 チャネル) として提供されてきました。
PSTN (アナログ回線) との違いは、ISDN がデジタル信号で通信する点です。1 回線で 2 チャネルの同時通話が可能で、FAX と電話を同時に利用できるメリットがありました。しかし、ブロードバンドの普及により ISDN のデータ通信需要は激減しました。
NTT は PSTN の IP 網移行に伴い、ISDN のデータ通信 (ディジタル通信モード) を 2024 年に終了しました。音声通話は IP 網上で継続利用可能ですが、EDI (電子データ交換) など ISDN データ通信に依存していた企業は、インターネット VPN や専用線への移行が必要です。電話番号の歴史で通信技術の変遷を振り返れます。