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ローミング

ろーみんぐ

ローミングとは、自分が契約している通信事業者のサービスエリア外にいる場合に、提携先の他社ネットワークを利用して通話やデータ通信を行う仕組みです。「roam (放浪する)」が語源で、利用者がエリアを移動しても通信が途切れないことを目的としています。

ローミングには国内ローミングと国際ローミングの 2 種類があります。国内ローミングは、自社の基地局がカバーしていない地域で他社のネットワークに接続するもので、楽天モバイルが KDDI (au) のネットワークをローミングで利用してきたケースが代表例です。新規参入事業者が全国に基地局を整備するには数年かかるため、その間の穴を埋める手段としてローミング契約が結ばれます。ローミング中も、利用者は同じ端末と電話番号のまま通話 / 通信できます。

国際ローミングは、海外渡航時に現地の通信事業者のネットワークに自動接続される仕組みです。端末の設定で「データローミング」をオンにしておくと、空港に到着した時点で現地ネットワークに接続されます。ただし、定額プランに入らずに使うと料金がかさむことがあり、知らないうちに高額の請求が発生する「パケ死」のリスクがあります。対策として、渡航前に海外パケット定額プランに加入する、現地の SIM カードを購入する、eSIM の海外プランを利用する、Wi-Fi 通話を活用するなどの方法があります。

災害時のローミングも重要な役割を果たします。総務省の検討会 (2022 年 9 月から) を経て、2026 年 4 月 1 日から国内の携帯電話事業者 4 社が、大規模災害や通信障害で 1 社のネットワークが使えなくなった時に他社のネットワークを一時的に使える「非常時事業者間ローミング」の提供を始めました。通常時は競合関係にある事業者同士が、非常時には救済する側の設備に余裕がある範囲で、相互にネットワークを使えるようにする仕組みです。MNP で事業者を変更する際も、ローミング対応エリアの違いを確認しておくと安心です。

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