番号案内 (104 番) は、相手の名前と住所を伝えると電話番号を教えてもらえた NTT 東日本・NTT 西日本のサービスです。電話交換手の時代から続いた伝統的なサービスで、終了の日までオペレーターが応答していました。料金は 1 件ごとの従量制で、定額プランも用意されていました。2024 年 7 月 19 日に東西が連名で終了を発表し、2026 年 3 月 31 日をもって提供を終えました。タウンページなどの電話帳と、案内結果をファクスで受け取る「NTT ファクス 104」も同じ日に終了しています。
104 番で案内されたのは、電話帳 (タウンページ・ハローページ) への掲載を希望した番号だけでした。ハローページが 2023 年に廃刊となった後も、NTT のデータベースに登録されている番号は案内の対象でした。一方で、掲載を拒否している番号や携帯電話の番号は、最後まで案内されませんでした。そのため、104 番で見つからないことは、その番号が実在しないことを意味しませんでした。案内はあくまで名前と住所から番号を探す方向のもので、かかってきた番号から相手を確かめる逆引きの用途には使えませんでした。
終了の背景にあるのは利用の落ち込みです。2024 年 7 月の発表で NTT 東西は、電話番号の検索方法が多様化したことでタウンページへの広告掲載数が減り、番号案内の利用数も大幅に減少したと説明しました。紙資源の消費を削減して環境負荷を下げるという観点も、終了の理由として挙げられています。
104 番が無くなった後も、事業所の電話番号を調べる手段としては NTT タウンページが運営するウェブの「iタウンページ」(itp.ne.jp) が残っています。また、障がいのある方を対象とした無料の番号案内「ふれあい案内」と点字電話帳は 104 終了後も継続しており、案内を受け付ける時間帯については見直しが予告されています。
104 番以外の 3 桁番号サービスとしては、117 番 (時報) や 113 番 (故障受付) が残っています。どちらも 104 番と同じく、3 桁の短い番号で電話網の付加サービスとして長く提供されてきたものです。同じ流れで、177 番 (天気予報) は 104 番より 1 年早い 2025 年 3 月 31 日に終了しました。消えた電話番号の歴史で廃止されたサービス番号を振り返ることができます。