STIR/SHAKEN とは、発信者番号の正当性を暗号技術 (デジタル署名) で検証するプロトコルです。STIR (Secure Telephone Identity Revisited、IETF RFC 8224/8225) と SHAKEN (Signature-based Handling of Asserted information using toKENs、ATIS 規格) の 2 つの規格で構成されます。
仕組みとしては、発信側の通信事業者が発信者番号にデジタル署名を付与し、着信側の事業者がその署名を検証します。検証結果は A (完全検証)、B (部分検証)、C (未検証) の 3 段階で表示されます。アメリカでは FCC が 2021 年に大手キャリアへの導入を義務化し、発信者番号偽装による迷惑電話が約 30% 減少したと報告されています。
日本でも総務省が発信者番号偽装対策の検討を進めており、2025 年度以降に同様の仕組みが導入される可能性があります。現状では、番号偽装アプリによる詐欺被害が深刻なため、早期の導入が期待されています。発信者番号偽装のリスクや国際電話詐欺の手口も確認しておきましょう。