衛星電話とは、人工衛星を経由して通信を行う電話です。地上の基地局に依存しないため、山岳地帯、海上、砂漠など携帯電話の圏外でも通話が可能です。低軌道衛星 (LEO) を使うイリジウムは地球上のほぼ全域をカバーしています。
日本で利用できる主な衛星電話サービスは 3 つあります。イリジウム (66 基の LEO 衛星、全球カバー)、スラーヤ (静止衛星、アジア・中東中心)、インマルサット (静止衛星、海事通信に強い) です。災害時の通信手段として自治体や企業の BCP (事業継続計画) に組み込まれるケースが増えており、東日本大震災以降は導入が加速しました。
通話料金は 1 分あたり 100〜300 円程度と一般の携帯電話より高額ですが、Apple の iPhone 14 以降では衛星経由の緊急 SOS 機能が搭載され、Starlink の Direct to Cell サービスも始まるなど、衛星通信の民生利用が急速に広がっています。緊急通報番号と合わせて、緊急時の電話番号ガイドも確認しておきましょう。